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価格競争から脱却する、OTA運用の本質。旅館の魅力を“伝える”仕事へ

今回もByme公式noteを更新しました!

 

「予約を“増やす”仕事から、選ばれる理由を“育てる”仕事へ

旅館のOTA担当として、日々の業務に追われていませんか?

  • 料金調整

  • プランの登録・管理

  • 画像の差し替え

  • 口コミへの返信

  • 在庫のチェック

気がつけば、気を配ることが山ほどあり、「本当にやりたい改善」や「旅館の魅力を伝える仕事」が後回しになりがちです。

でも、今こそ見直したいのは、“OTAは単なる集客ツールではなく、ブランドを伝えるメディア”だという視点です。

1. OTAは「旅館の価値」を届ける最前線

OTAページは、多くのお客様が最初に出会う“入り口”です。
ここでお客様が感じ取るものこそが、「予約するか否か」の決定打になります。

ただの料金表と部屋タイプの羅列になっていませんか?
以下のポイントを見直すだけでも、印象がガラリと変わります。

  • 写真は季節感を意識して差し替えられているか

  • キャッチコピーや紹介文に“旅館の物語”があるか

  • プラン名はわかりやすく、選ぶ理由があるか

例:「3組限定|夕焼けを独り占めできる展望風呂プラン」
→ プラン名だけで“体験”が伝わる工夫

2. 「値下げで勝つ」から「価値で選ばれる」運用へ

どうしても価格競争に巻き込まれがちなOTA。
でも、値下げは一時的な対策でしかありません。

長期的に見ると、「値段以上の価値を感じてもらう」仕掛けを作ることが、むしろレビュー数やリピーター率につながり、安定した集客につながります。

おすすめは、小さな“体験価値”を商品化してプランに組み込むこと。

  • 女将手書きの旅のしおり付き

  • 地元の作家が作った湯呑みをプレゼント

  • 朝食後に無料の“囲炉裏カフェ”体験

そうした体験がレビューに書かれ、「旅の思い出」として蓄積されていきます。


3. 口コミ返信は、未来のお客様への接客

口コミ返信は、単なる“お礼”ではありません。
「この旅館は丁寧に向き合ってくれる」と伝えるチャンスです。

否定的な声への返信も、丁寧に対応することで信頼が増します。

×:「今後改善します」
○:「ご指摘ありがとうございます。すぐにスタッフ間で共有し、〇〇の方法に変更しました。」

そうした返信一つひとつが、ブランド力になります。


4.OTA担当は、旅館の“顔”をつくる仕事

OTAの仕事は、予約数を増やすだけの仕事ではありません。
お客様に「ここに泊まりたい」と思ってもらうきっかけをつくる、“旅館の顔づくり”です。

毎日地道に続けている更新やチェックこそが、未来のリピーターをつくっている。
そのことを忘れず、自信を持って取り組んでいきましょう。